高級感のあるコーディネートの基本
高級感あふれるお部屋にコーディネートするコツですが、それは無駄なものを完全に取り除くことです。
部屋というのは何も置かれていないと簡素になりますが、簡素であることが逆に光るのも和室の魅力です。
実際に、時代劇に登場する部屋というのは、何もないのに侘び寂びのようなものを感じるものです。
あの格好良さ、特殊なオシャレ感はどのようにして演出されているのか?と思ってしまいますが、あのオシャレ感は質素であることで生まれる類のものです。
不要なものは棚などに整理してしまい、清潔感を重視して高級感あふれるお部屋にコーディネートしてみましょう。
次に、障子(しょうじ)などの出入口には絶対にものを置かないようにします。
多くの小物が置かれていると出入口として不便になりますし、なにより最初に目につくものが小物の類になってしまうのです。
なので、和室に入った際は和室全体に目がいくように工夫してみましょう。
例えば、和室の奥に木目調のインテリアを配置しておくと良いです。
有名なものでは間接照明器具がありますが、安いものでは5000円以内で購入できるインテリアも数多く存在します。
また、掛け軸などを飾るのはやめておいたほうが良いです。
というのも、部屋そのものに元から高級感が無いと、掛け軸の素晴らしさのみに目がいってしまうからです。
見て欲しいのは部屋全体なので、高級すぎるものを1点に集中してしまうようでは、高級感あふれるお部屋にコーディネートできません。
なので、全体的に均一感をもたらすことも重要・・・と考え、コーディネートを進めていきましょう。
それと、和室だからといって洋風のものが似合わないというわけではありません。
例えば、カーペットにしても色合いが地味なものであれば、出入口に置いておくというのも1つの手段です。
このように目新しい物を設置してみると、かえって和室であることがハッキリとするコーディネートも、高級感あふれるお部屋にコーディネートする際のテクニックと言えます。
黒、紫が新しいスタンダード
部屋の色合いについてですが、高級感を出したいのであれば黒、紫を忘れないようにしてください。
黒は分かるが、紫は色合い的に派手ではないか?と思う人もいるでしょう。
ですが、今では紫色の腰掛けなどを用意している和室も増えています。
色合い的にも紫色だけを導入しているのではなく、部分的に紫であったり、グラデーションの紫であったりするのです。
和室ということで固定観念を持ってしまうと、このような高級感あふれるお部屋にコーディネートすることができなくなります。
なにより殺風景な和室となってしまいますので、そのようなコーディネートをしないよう配慮しましょう。