農業地区だと家賃がかなり安く設定されている
和歌山県はいろいろな特色を持った地域に分けられるので、それぞれの地区で家賃相場が異なります。
大阪に隣接している地区では、通勤や通学のために住みたいという人が多く、家賃水準が高めです。
また、海岸沿いでしかも観光地として有名なところも賃貸住宅はかなり高くなっています。
一方で、内陸に入り込んだところは、農業地区となっていて家賃相場も安いという傾向が見られます。
もちろん、農業だけでなくサービス業やIT業などの新しい産業も進んでいますので、いろいろな可能性があるエリアとなっています。
その代表としては、伊都郡や紀の川市が挙げられます。
これらのエリアは家賃が安くお得に住めるというメリットがありますが、人口が減っているところでもありますので、賃貸住宅を見つけるのに苦労することもあります。
また、商業施設や娯楽施設があまり多くないので、何かの用事があるときには自動車を使って外に出ないといけないという点もあります。
生活の便利さと家賃との兼ね合いを見て、無理のない生活ができるように考えることが大事です。
大阪に近いところは全体的に家賃相場が高い傾向にある
大阪府に近い橋本市などは、大阪のベッドタウンとしての機能を果たしていて、多くの人が通勤もしくは通学を大阪方面としています。
そのため、大阪に通うということを前提にして家を探しているのであれば、この周辺でいろいろな候補を見つけるのも良いでしょう。
大阪に住むよりは安く家を借りられますし、落ち着いた環境となっていますので、のんびりと生活できるのがメリットです。
また、こうしたベッドタウンには郊外型の大きなショッピングモールが建っていますし、ドラッグストアやスーパーマーケットなどの毎日の生活に必要な店舗の数も多いので、かなり便利です。
駅からの距離が遠くなければ、電車で通勤、通学ができますので交通手段にも事欠くことがありません。
それほど大きな経済的な負担を負うことなく便利な生活ができますので、人気があるエリアです。
観光地は家賃水準も高い
和歌山県の中でも一番家賃水準が高いのが南紀白浜エリアです。
このエリアは全国的にも人気が高い観光地ですし、別荘やホテルもたくさんあります。
そのため、どうしても賃貸住宅の価格は高くなってしまいます。
また、単身者向けの賃貸住宅がそれほど多くないので、程よい価格で住めるところを探そうとすると苦労します。
観光業に従事している人であれば、このエリアに住めると助かりますが、賃貸事情を考慮して家賃の安い他のエリアから通う人も多くいます。
自動車があれば無理なくほかの地区からも来られますので、家賃との兼ね合いを見て住むエリアを見ると良いでしょう。